【柿渋の殺菌・消臭の効果】主成分「柿タンニン」の構造も解説

【柿渋の殺菌・消臭の効果】主成分「柿タンニン」の構造も解説

特にビジネスシーンにおいては、周囲の方々に対する気配り・マナーとして、自分自身の 口臭や体臭をケアする事はとても重要です。

なぜなら匂いの問題は周囲の方々が”指摘しにくい”話題であるため、あなたが気付かないうちに周りの方々に迷惑をかけている可能性があるからです。

そこで今回は、消臭効果に優れると言われている「柿渋」とその効果の秘密を握る「柿タンニン」に関し、分かりやすく説明していきたいと思います。

目次

日本が誇る伝統的な機能性天然素材 ”柿渋”

日本が誇る伝統的な機能性天然素材 ”柿渋”

柿渋は日本で古くから使用されている天然素材で、古くは10世紀頃(平安時代)に漆器の下塗りとして使用された記録が残っているそうです。同じく平安時代に、着衣を染める染料としても使用され始め、その後も建築用木材の表面保護や各種の防腐剤など、日本人の身近なところで様々な用途に用いられてきました。

柿渋自体は多様な成分が複雑に混ざり合った混合物であるため、そのすべてが解明されている訳ではありません。しかし、天然素材であり、着衣の染料などの生活に密着した場面で使われてきた長い歴史があるため、人体に対する刺激は少なく安心して使えます。

そんな柿渋に関して、現代においては科学的な解析が進み、その中から注目される成分が見つかりました。

それが「柿タンニン」です!

柿渋の消臭効果のもと柿タンニン(カキタンニン)の優れた効果

柿渋の消臭効果のもと柿タンニン(カキタンニン)

柿渋には「柿タンニン(カキタンニン)」と呼ばれる天然成分が含まれており、この成分が消臭効果の元になっていると言われています。

では、柿タンニンはどの様にして消臭効果を発揮しているのでしょうか?

そこにはポイントとなる作用が2つあります。

  • イヤな匂いの元となる成分と化学的に反応し ”匂わない成分” に変化させる。
  • イヤな体臭を生み出す”常在菌”の活動を抑制できる。

柿タンニンがイヤな体臭を匂わない成分に変える

柿タンニンの分子構造は下記の構造が繰り返し繋がった形と推定されており、数ある”ポリフェノール”の中の1種です(良く耳にするポリフェノールの代表例は、赤ワインに多く含まれる”アントシアニン”や、緑茶に含まれる”茶カテキン”などです)。

柿タンニンの分子構造

柿タンニンの分子構造

出典: 株式会社トミヤマ のサイトより (詳しく知りたい方は下記リンク先へ)
https://www.kakishibu.com/persimmon-tannin (外部リンク)

少し専門的なお話になりますが、この構造にはフェノールと呼ばれる ベンゼン環に”-OH”がくっついた構造がたくさんありますね。この “ -OH “の一部がイヤな匂いの元となる成分と化学反応して、”匂わない成分” に変えてくれるのです。

ちなみに、フェノールの構造がたくさん含まれているので「ポリフェノール」と呼ばれているのですが、この消臭効果を発揮する構造をより多く含んでいるのが「柿タンニン」です。

ポリフェノール類の中でも柿タンニンの消臭効果が注目されているのはそのためです。

イヤな体臭を生み出す常在菌を柿タンニンが抑制する

柿タンニンのもう1つの重要な特徴として”抗菌作用”があると言われています。

実は人間の皮膚には”常在菌”と呼ばれる細菌が付着しているのですが、この常在菌が汗や皮脂に含まれる成分を分解した結果、イヤな体臭が発生してしまうのです(ちなみに、汗そのものには匂いは無いそうです)。

という事は、柿タンニンで皮膚の表面を洗浄すれば、常在菌の働きを抑制でき、その結果、常在菌がイヤな体臭を作り出す活動を抑制できる、という訳です。

柿タンニンを体臭ケアに取り入れるメリット

  • イヤな匂いの元になる成分を匂わない成分に変えてくれる
  • イヤな体臭を発生させる常在菌の活動を抑制してくれる
  • 伝統的に使われてきた天然成分だから安心して使える

様々なメリットを持つ柿渋(柿タンニン)を取り入れた製品が販売されています。
ご興味があれば下記の記事もご覧ください。

体臭ケアの後は「ほんのりとした香り」で自分を演出!

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