- 外出先でもオンラインミーティングなどを活用して仕事ができる環境を整えたい
- 自宅にいなくても自由に動画配信サービスを楽しみたい
- 急な遠出にも対応できるようにネット環境を整えたい
このようなニーズを感じている方は、この記事を参考にしてみてください。
ビジネスパーソンは会社の外で仕事をする機会が少なからずあります。
出張、外回り、そしてコロナ禍によって広く取り入れられたリモートワークによって、今後は会社の外で仕事をする機会が増えると予想されます。
さらに、Netflixをはじめとした動画配信サービスなどを、自宅の外でも利用したいと感じている方も多いでしょう。
オンラインミーティングや動画配信サービスを会社や自宅の外でも利用したい場合、どんな場所にいても高速・大容量のデータ通信が可能な環境が必要になりますよね。
そんなニーズを実現してくれるのが、会社や自宅の外にいても高速データ通信を可能にしてくれる【モバイルWiFi】です。
この記事では、おすすめのモバイルWiFiをご紹介するのと同時に、自分に合ったモバイルWiFiを選ぶために必要な予備知識も解説していきます。
外出中にも快適にインターネットを利用したいと感じている方は、ぜひ最後までお付き合いください。
自分にピッタリなモバイルWiFiの選び方
一口にモバイルWiFiと言っても各社からいろいろなプランが提供されています。
その中から自分の使い方にあったプランを選ばないと「使いたいのに使えない」や「使わないのに毎月高すぎる料金を支払っている」といった問題に直面することになります。
自分に合ったモバイルWiFiキャリアとプランを正しく選べるようになるめに、まずはキャリアとプランを選ぶ時に注目するべき以下の項目について理解しておきましょう。
- 通信キャリア
- 3つの料金体系
- 月額料金と通信データ容量のバランス
- 速度制限と解除条件
- 初期費用・解約金・契約縛りの有無
それぞれの項目について順に解説していきます。
品質の良い回線に自動接続してくれるクラウドSIMがおすすめ
移動体通信の大手キャリアと言えば、NTTドコモ、KDDI(au、UQ mobile)、ソフトバンクの3社です。
モバイルWiFiやスマートフォンなどの「移動体通信」を利用するためには、通常、大手3社のうちのいずれかの会社と契約し「契約した会社の回線」を使用しますが、1つの契約で3社の回線を利用できる「クラウドSIM」という技術があることをご存じでしょうか?
大手3社の通信回線を使用する場合、場所によって3社の回線の通信品質(つながりやすさや通信速度)に違いがあり、それぞれ通信品質が良いエリアと悪いエリアがあります。
つまり、大手3社でモバイルWiFiを契約すると、ある場所では快適に利用できても、別の場所では全然つながらない、という事態もありえます。
- 出張中のビジネスパーソンが最も使いたいはずの出張先で使えない。。。
- 旅先で使おうと思ったけどつながらない。。。
こういった事態に陥ると困ってしまいますよね。
しかし「クラウドSIM」という技術を利用したモバイルWiFiルーターを使うと、その場所で最も通信品質が良いキャリアの回線に自動的に接続してくれるのです。
しかも、オンラインミーティングや動画視聴も問題なく利用できる通信品質が3大キャリアよりも低価格で提供されているのです!
そこでこの記事では、「クラウドSIM」の技術を利用したモバイルWiFiサービスを中心に解説をしていきます。
なお、5Gなどの新しい世代の高速通信方式を使用したい場合は、3大キャリアが提供しているモバイルWiFiサービスを選択する必要があります。
しかし、オンラインミーティング、動画視聴、メール、といった使い方が中心であれば「5G」はまだ必要なく、現時点では導入は時期尚早ではないかと思います。
(あくまでも個人的な見解です)
ちなみに、5GのモバイルWiFiに興味がある方には下記がおすすめです。
クラウドSIMに対応したモバイルWiFiの3つの利用形態
それでは「クラウドSIM」の技術を搭載したモバイルWiFiルーターについて解説していきます。
まず理解しておきたいのは、クラウドSIMに対応したモバイルWiFiルーターを利用する場合には、3つの利用形態があることを覚えておきましょう。
- サブスク
- チャージ
- スポットレンタル
それぞれの特徴を簡単にご紹介します。
多くの人におすすめできる「サブスク」タイプ
おそらく多くの人が利用すると思われるのが「サブスク」タイプのモバイルWiFiです。
要するに毎月の月額料金を支払って利用するタイプですね。
日常的にモバイルWiFiを利用したい場合には、いつでも好きなタイミングで利用できる「サブスク」タイプのモバイルWiFiを選択するのが良いでしょう。
使いたいデータ容量に合わせてバリエーション豊かな料金プランが用意されており、料金プランの選択肢が多いのも「サブスク」タイプの特徴です。
使用頻度が少なめでも定期的に使用するなら「チャージ」タイプ
「チャージ」タイプの場合は、データ通信に必要な「モバイルWiFiルーター(データ通信に必要な機器)」を最初に購入ておき、必要な時に必要な分だけデータ容量をチャージして利用するタイプです。
毎日使うわけではないけど、毎月、数GBのデータ通信を外出先で使用したい。
こういった状況にある方は「チャージ」タイプのモバイルWiFiも検討してみると良いでしょう。
モバイルWiFiルーターを最初に購入しているので、必要なタイミングで必要な分だけデータ容量を「チャージ」すれば、すぐにデータ通信が可能となります。
ただし、チャージしたデータ容量に使用期限が設けられていますので、その点は注意が必要です。
使用頻度が少ないなら「スポットレンタル」がおすすめ
普段はモバイルWiFiルーターの必要性を感じていないけど、
- 年に数回ある出張の時に使いたい。
- 年に一度の旅行で移動中に使いたい。
この様に、使用頻度はかなり少ないけど必要になったら使いたい!という場合もありますよね。
こういったニーズを感じている人には「スポットレンタル」がおすすめです。
こういったケースで「サブスク」や「チャージ」タイプのモバイルWiFiルーターを選択すると、使用頻度に対してコストが掛かり過ぎてしまいコストパフォーマンスが低下してしまいます。
しかし、必要な時だけモバイルWiFiルーターをレンタルして使用すれば、結果的にコストを低減できる可能性が高いです。
レンタルするたびに、申し込み手続きやルーターの返却をしなければいけないため少し手間がかかりますが、未使用期間の料金を支払う必要がないため結果的にコストを抑えることができます。
まずは自分の「使用頻度」に合わせて利用形態を決めよう!
ご紹介してきたように、モバイルWiFiルーターには3つの利用形態があります。
利用形態の選択を誤ると「使いたい時に使えない」や「使わないのに料金を支払っている」といった問題が発生してしまいます。
まずは自分自身の使用頻度をよく考え、それに見合った利用形態を選択するように心がけましょう。
提供会社とプラン選びの基本は月額料金とデータ容量
利用形態を決めたらモバイルWiFiルーターのサービスを提供している会社とプランを選びましょう。
提供会社とプランを選ぶ際に決め手になるのは、「使いたいデータ容量」と「月額料金」です。
つまり、使いたいデータ容量に合わせて最安値のプランを提供している会社と契約すればOKです。
契約する会社によって通信速度が違うんじゃないの?
と通信速度を気にする人もいらっしゃいますが、その点は気にする必要はありません。
この記事の後半では、おすすめのモバイルWiFiサービスの提供会社とそれぞれのプランをご紹介していますが、スポットレンタルのモバイルWiFi以外は、すべてクラウドSIMに対応しているモバイルWiFiをご紹介しています。
クラウドSIMはルーターを使用する場所に応じて最も通信品質が良いキャリアの回線に自動的に接続されますので、どのサービス提供会社と契約しても通信速度に大きな差はありません。
従って、契約するサービス提供会社とプランを選ぶ際は、通信速度は気にせず、使用したいデータ容量と月額料金を目安にして選択する事をおすすめします。
ちなみに、契約した規定の通信データ容量を使いきってしまうと、その月は使用できなくなるか、使用できても極端な低速(各社128kbps~384kbps)に速度制限をかけられてしまいます。
速度制限がかかると通信速度が遅すぎるため実用的ではなく、「事実上使えない」状態となってしまうので注意が必要です。
その意味でも使用したいデータ容量の見積もりは重要ですので、よく考えてプランを選びましょう。
どうしても心配な方は不足したデータ容量を追加購入できるオプションがあるプランを選んでおくと安心です。
例えば【ZEUS WiFi】にはデータ容量を追加購入できるオプションサービスがあります。
サブスクで契約する場合は初期費用・解約金(契約縛り)にも注目!
既に解説した通り、契約プランは「データ容量」と「月額料金」で決めるのが基本です。
しかし、月額料金以外にもかかるコストがあり、利用形態やサービス提供会社によってその金額が異なるため、契約前に必ず確認しておきましょう。
例えば、サブスクタイプの契約では初期費用として「事務手数料」を支払う必要がありますし、所定の期間内に解約する場合には「解約金」が必要となります(いわゆる”契約縛り”)。
チャージタイプでは、最初にルーター本体を購入する費用(税込19,800円)が必要ですし、スポットレンタルの場合はルーター本体や付属品を紛失すると弁済金を支払う必要があります。
月額利用料金以外にもコストが掛かりますので忘れずにチェックしておきましょう。
おすすめのモバイルWiFi 7選!
ここからは「おすすめのモバイルWiFiとプラン」をご紹介していきます。
既にご説明した通りモバイルWiFiには3つの利用形態があります。
- サブスク
- チャージ
- スポットレンタル
ここでは3つの利用形態ごとに、代表的なおすすめのモバイルWiFiとプランをご紹介していきます。
もちろん、すべてクラウドSIMに対応したモバイルWiFiです!
ご自身に合ったプランを選ぶ際の参考にしてみてください。
なお、この記事でご紹介している月額料金はすべて通常料金です。
各社とも、時期に応じてかなりお得なキャンペーンを実施していますので、気になるキャリアがあったら必ず公式サイトを確認してみてください。
サブスクタイプのおすすめモバイルWiFi 5選
サブスクタイプのモバイルWiFiはサービス提供会社もプランの数も圧倒的に多く、王道の選択肢と言えるでしょう。
実際に、このタイプでプランを選ぶ方が多いと思います。
まずは王道のサブスクタイプのモバイルWiFiから特徴的な5社のプランをご紹介します。
【ZEUS WiFi】コストパフォーマンスに優れた王道のモバイルWiFi!
一般的なラインナップのプランを手ごろな月額料金で提供している「THE王道」とも言えるモバイルWiFiが【ZEUS WiFi】です。
データ容量に合わせて3つのプランから選択可能、同じデータ容量で比べた場合の月額料金が最安クラス。
しかも、契約データ容量を使い切ってしまった場合に追加料金を支払う事でデータ容量を増量できるオプションがあるため、使い過ぎによる通信速度制限も怖くありません!
特にこだわりがなく、使用するデータ容量に合わせて低コストなプランを選択したい場合はZEUS WiFiがおすすめです。
【Ex Wi-Fi CLOUD】大容量&コスパ重視の人はこれ!
Ex Wi-Fi CLOUDは、たくさん使いたい人に最適な月間使用量50GBと100GBの2つのプランが用意されています。
Ex Wi-Fi CLOUDもコストパフォーマンスに優れたプランを提供しており、特に50GBプランは月額2,948円(税込)と最安級の価格を実現しています。
使いたいデータ容量がマッチする人はEx Wi-Fi CLOUDの50GBプランが最有力候補になるでしょう。
【無制限 WiFi】データ容量単価が最安!使い過ぎ防止にも!
通常、月額料金プランは1ヵ月に使用できる通信データ容量で決められていますが、無制限WiFiのプランは1日に使用できるデータ容量で設定されています。
1日に使用できる通信データ容量が決まっているため、このデータ容量を超えてしまうと、その日は通信速度に制限が掛かってしまいます(256kbps)。
ただし、日付が変わる翌日の0:00になると制限が解除され、すぐに元の速度で使用する事ができるようになります。
毎日、データ容量を気にせず使いたい人には不向きなプラン設定ですが、ついつい使い過ぎてしまって月の後半は「ずっと速度制限が掛かりっぱなし」になってしまう人は、1日ごとに制限がかかるので使い過ぎの防止になるかもしれません。
1GB/日(30日で30GB)プランが月額2,178円(税込)、2GB/日(30日で60GB)プランが月額2,728円(税込)で利用できるので、1日に使用したいデータ容量がこの範囲内におさまる人は無制限WiFiが最もコストパフォーマンスが良い選択肢になります。
また、5GB/日(30日で150GB!)という大容量プランもあるため、「とにかくたくさん使いたい」という人にとっても有力な選択肢になるでしょう。
使用するデータ容量が毎日一定であまり変動がない人には、無制限WiFiがおすすめです。
とにかくデータ容量重視!気にせず無制限につかいたいなら【ギアWiFi】
ギアWiFiはとてもユニークな料金プランを設定しています。
そのユニークな特徴は以下の2点です。
- 「300GB/月」や「中速通信でデータ容量無制限」といった大容量プランがある
- 短期間の利用に適した「フリーコース(縛りなしプラン)」がある
とにかく大容量のデータ通信を気にせず利用したい方や、短期間だけモバイルWiFiを利用したい方にとっては非常に便利に使える可能性が高いです。
いろんな意味で「制限されない」自由度の高さを重視するなら【ギアWiFi】がおすすめです。
【クラウドWiFi】思いがけない環境の変化に対応できる安心感!
クラウドWiFiの料金プランは100GBで月額3,718円(税込)の1つだけです。
毎月、通信データ容量を気にせずたくさん使いたい人に適した選択肢と言えるでしょう。
しかし、これだけだと他のキャリアと大差ありません。
実はクラウドWiFiの最大の特徴は、データ容量や月額料金とは別のところにあります。
その特徴とは。。。
「契約縛り」がない!
です!
クラウドWiFiの最低契約期間は「1カ月」で、その後はいつでも無料で解約できます。
契約時には事務手数料がかかりますし契約・解約の作業にも手間がかかるため、軽い気持ちで解約する事はおすすめしませんが、仕事やプライベート環境の変化によって、思いがけずモバイルWiFiが必要なくなる可能性もありますよね。
そんな時、「契約縛りがない」ことは大きなメリットになります。
もしもの場合に備えて「安心」を準備しておきたい人には、クラウドWiFiがおすすめです。
チャージタイプのおすすめモバイルWiFi
毎日使うわけではないけど、出張や旅行、プライベートの外出などで、モバイルWiFiを使いたいと感じる機会が少なくないという方におすすめなのが「チャージ」タイプのモバイルWiFiです。
チャージタイプのモバイルWiFiは最初にルーターを購入しておき、自分が使いたいタイミングで使いたい分のデータ容量をチャージして使用できます。
月額料金を支払う契約をしていないのに、チャージすればいつでも好きな時に使い始められ、コストの節約もできるところが大きな魅力です。
チャージタイプで特におすすめなのは【Trip WiFi】です。
Trip WiFiは最初に19,580円(税込)でルーターを購入し、使いたい分のデータ容量をチャージして使用する事ができるチャージタイプのモバイルWiFiで、チャージするデータ容量は3つのプランから選択できます。
使用頻度が少ない場合は、レンタルタイプのモバイルWiFiを利用するという選択肢もありますが、毎回ルーターを郵送で受け渡し(受け取りと返却)しなければならないため手間がかかりますし、予定外の出張などで急にモバイルWiFiが必要になった場合には、受け渡しが間に合わない可能性もあります。
それに比べて、Trip WiFiの場合、は常にルーターが手元にあり、スマホアプリでチャージするだけですぐに使えるようになるため圧倒的に便利です。
毎日使うわけではないけど、たまに行く旅行やプライベートな外出をする時に少しだけ使いたい人や、急な出張が多いビジネスパーソンにとっては、Trip WiFiがベストな選択肢になるでしょう。
スポットレンタルタイプのおすすめモバイルWiFi
普段は全然使わないけど年に1~2回の出張や旅行の際には使いたい。
このようなニーズを感じている人にはスポットレンタルのモバイルWiFiがおすすめです。
スポットレンタルでモバイルWiFiを使用した場合、サブスクタイプやチャージタイプに比べて料金が割高になってしまいがちですが、年に数回しか使わないのに月額料金やルーター本体の費用を支払ってしまうと必要以上にトータルコストがかかってしまいます。
滅多に使わないけど「稀に」モバイルWiFiを使いたい人はスポットレンタルを検討してみましょう。
スポットレンタルタイプのモバイルWiFiとしておすすめなのは【WiFiレンタルどっとこむ】です。
残念ながらクラウドSIMに対応したルーターをレンタルする事はできませんが、お好みのキャリアの回線に対応したルーターを選べますし、4GLTEや5Gなど、通信方式も選択可能です。
もちろん、国内用も海外用も用意されています。
また、レンタル期間の延長にも対応してくれるので、急な予定変更があっても大丈夫。
もしもの場合に備えられるので安心してレンタルできますね。
まとめ
この記事では、自分に合ったモバイルWiFiを選ぶために必要な知識と、おすすめのモバイルWiFiについてご紹介してきました。
モバイルWiFi選びで失敗しないためのコツは「自分の使用環境をよく考えて、それに見合った選択をする」ことです。
この記事の情報を参考に「自分にピッタリな」モバイルWiFiを選んでみてください。